経済力で比較したときの中国の膨大さ

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いつまで経ってもバブルが弾けない中国の経済力

もう10年以上前から、中国経済はバブル状態であり、もし日本同様に弾けた場合、世界恐慌に陥ると言われ続けてきましたが、その成長率事態は低下してきたものの、旺盛な購買意欲は留まる所を知りません。数年で弾けてしまった日本と比較して、どこがどう違うのでしょうか。その一番の理由は、非常に簡単な算数の問題でした。

世界人口の半分以上を占める中国人

世界人口60億人に対して、中国の人口は30億人だと言われています。しかし、これは正しい数字ではなく、あくまで政府が把握している人数であり、中国には日本と比較して戸籍制度が非常に甘いため、実際、どれくらいの人口がいるのか共産党ですらわからない状態です。特に一人っ子政策を展開して以来、戸籍を持たないふたりめの子供が都市部でも生まれるようになりました。地方の僻地はもっと深刻な問題があり、中央の管理が行き届いていないため、民族間での争いが絶えません。このため役所が特定住民の登録を握りつぶしてしまうことがあります。さらには、密林の奥地に忘れ去られたようℌに生活している集団もいるそうです。わたしたち日本人には考えられないことですが、ひとが多すぎて統治しきれていないのが今の中国の姿なのです。一方、国内に居住している国民だけでなく、海外で結婚し、外国籍を持つ中国人もいます。こういったことを背景に、実は中国の人口は40億人を超えるのではないかと言われています。世界人口の過半数を一国が占めている。ちょっと想像できない話しですね。

国力は経済力

かなりざっくりした話ですが、日本の30倍も国民がいたらどうなるでしょう。日常必需品は30倍もの規模のマーケットがあるわけです。日本ではさまざまな業種に企業が乱立しており、客の取り合いになっていますが、この購買層が30倍になったらどうでしょう。企業間競争どころか、いくら作っても間に合わない状態になってしまいます。もちろん大量生産すれば価格は下がり、より多くの人が買えるようになりますから、作れば作るほど購買人口が増えて行くわけです。このようにして利益を得た富裕層はそのお金を使うために、続く富裕層を産み出してゆきます。これが中国のバブルが弾けない理由です。日本のように実態経済とは乖離したお金が国内をめいっぱいに覆い尽くしていたのとは異なり、中国ではまだお金が回り切っていないのです。円の中心から波紋が広がるように進めば進むほど、より多くの人を巻き込んでいくために、その歩みは遅くなりますが、中国はまだ弾ける状態には至っていないのが現状です。

 

<参考>日本薬剤師協会
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