日本の文盲率の低さは世界で群を抜いている
文盲率と言われてなんのことだかわからない人もいるかも知れません。漢字から、目が見えない人のことを想像するかもしれませんが、これは教育レベルが低くて字が読めない人たちのことです。いくらインターネットで世界をつなごうとしても、文字が読めることが常識としていたのでは無理があります。日本でも江戸時代までは字が書けない人が数多くいました。特に女性は明治に入っても教育を受ける権利が認められなかったために、文盲の人は少なくありませんでした。気づかない日常で日本が世界で比較するといかに教育レベルが高いかについて解説します。
世界に誇れる日本の教育
日本では義務教育として小学校の六年間と中学校の三年間は学校に行くよう義務付けられています。年齢にすれば15歳までは学校に通わねばなりません。しかし、世界では学校に通うどころか15歳あたりで女性はみんな結婚させられてしまう国がたくさんあります。後進国では15歳というのは、もう立派な大人の扱いになっているのです。この点、後進国と比較して先進国は成人として認める年齢が高いとも言えます。このように、15歳までは国民全員が学校に行ことが当たり前であり、実際に通えているというのは日本の凄いところです。日本では文盲どころか、算数もできて当たり前であり、掛け算ができないことをウリにしているタレントがいるほど、教育レベルの低い人は稀有な存在になってしまっています。しかし、それは世界の標準ではありません。
文盲どころか、文字を持たない民族もいる
そもそも文盲とはその前提として読むための字があることが必須になりますが、世界にはその文字すら持たずに生活している人たちが数多くいます。テレビで見るようなアフリカで狩りをしている部族は、文字をもっていなかったりします。これは日々の生活で必要が無いからです。文盲率100%。こじんまりと集まって住んでいる集落では、すべてのことが言葉で伝えられるため、文字を書く機会自体ありません。すべてのことは長が語り継いで行くのです。彼らには学校という概念すらありません。子供の教育は親や周囲のものが行うものであり、他人から教えてもらう必要性すら感じていません。それより、水を汲みに行くなど少しでも生活の役割を負えるようになることが先決とされています。このため、無理やり学校を作っても、最初は物珍しがって集まる子供たちは、親から手伝いをするようお言われて学校を去って行きます。
<参考>日本薬剤師協会
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