独身率は年々上がるが離婚率も上がっている
日本に限った話ではないが、先進国の独身率と離婚率が上がっている。どちらも独り身であることは共通しているのだが、比較してみると様々な違いが見えてくる。特に女性ではその違いが顕著であり、独身女性と離婚女性は相いれない価値観があるらしく、行動を共にすることが少ない。ここでは独身と離婚について比較し、その意識の違いについて解説する。
生活が脱皮していない独身者
独身者の場合、子供の頃から続いたライフスタイルのままでいるため、非効率的、特に無駄に関する意識が低い。その反面、ひとりで楽しむことに長けているため、飽きずに同じことを続ける長所があるようである。ただし、これは仕事が終わるとそのまま家に帰ってひとりでゲームやネットを楽しむというやや刹那的な部分が多いようなので注意が必要であろう。つまり、暇つぶしに生きている要素が大きくなりがちなのである。また、人とのつながりを面倒くさがる傾向があり、より籠った生活になりがちだ。成人から中年へ、そして老後。人間として変化するステージが無いまま、過ごしてしまうので過ぎてしまった時間は二度と帰ってこないことを考慮すべきであろう。
やたら群れることを求める離婚者
離婚者の場合、子供がいることもあるが、人とのつながりに時間を使う傾向が強い。普段の生活でも人とのふれあいを求めることが多く、生活自体はアクティブだ。これは、いったん家庭に入った経験で、主婦あるいは母の役割を行ったことにより、人間として脱皮しているため、本来、その年齢が行うべき役割を求めるためかと思われる。一日でメリハリのついた生活サイクルをもち、仕事が終われば、友人との時間を過ごすことが多く、ネットにはまる確率は低い。また、離婚者のもうひとつの特徴は再婚である。一度、家庭に入ってしまうと、おそらく本能と思われる部分が目覚めるためだと思われるが、主婦あるいは母としての機能を果たす欲望に駆られるようである。このため、次の結婚に踏み出すことになる。ただし、公平に見て、離婚の原因が自分にある可能性は半々だと思うべきだ。なぜならそれを直さない限り、再び破局を繰り返す羽目になるからである。離婚は決して発展的な行動ではない。再婚を考えるのであれば、離婚の原因を熟考し、矯正すべきところはしっかりと反省して、同じ失敗をしないよう、自分に歯止め意識を植え付ける努力をすべきであろう。結婚したばかりに感じたであろう幸福こそが本来あるべき姿なのだから。
<参考>日本薬剤師協会
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