ワンマン経営だとルールはあって無きがごとし
転職前に提示された就労条件に納得して入職したものの、転職後に勝手に条件が変えられてしまったという話は良く聞きます。これは労働組合がある職場では滅多に発生する事象ではありませんが、中小や個人経営では良くある悲劇です。特にワンマン経営の職場では、ちょっと聞きかじったことで簡単に職場のルールが変更されてしまい、現場が混乱しても気にしないケースが多く、問題が大きくても、ワンマン経営の職場では文句を言えば解雇されてしまう体質が強いため、言いたいことも言えない環境です。ここでは具体的な例をあげて、転職でワンマン経営の職場に入るリスクについて解説します。
1.転職先のルールを勝手に変えてしまうワンマン経営
転職前は営業時間が5時までだったのに、いきなり8時まで担ってしまった。開店時間前にミーティングが行われるようになり、出勤時間が30分早くなったものの、その分の給料は支払われない。こういったことはワンマン経営では良くある事態です。即断即決できることは決して悪いことばかりではないのですが、ワンマン経営の場合思い付きですべてのルールが変更されてしまうために、その弊害があまり考慮されていません。たとえば、多くの人が6時に閉店で帰宅できることを前提に転職してきたのに、閉店時間を8時に変更されてしまうと、8時まで勤務せざるを得なくなり、家庭の事情などの制約を抱えている場合、死活問題です。特に多くのサービス業が一年ℌ365日年中無休、24時間オープンの流れになっている現在、利用者の利便性だけを考えて、営業時間を長くする薬局は少なくありません。こういった業務形態の変更は、組織がしっかりしている職場では、どのような転職条件で働いている人が多く、ルールの変更が与える影響について検討されるものですが、ワンマン経営の場合、職員の事情より自分の考えを優先させてしまうため、何の配慮もなく、コロコロと制度を変更されてしまいます。
2.転職でワンマン経営の職場に入ると跡継ぎでガラッと変わるリスクがある
ワンマン経営の職場のほとんどは世襲制ですから、経営者が引退すれば、子供に経営権が移ります。有名な話では、大塚家具のように、親と娘で経営方針が異なり、法廷で経営権を争う事態にまで発展しています。このようにワンマン経営の職場では、社長が変わると経営方針が全く別のものに代わってしまうことがあり、もともと働いている人たちは意見を言わない体質が根付いているために、なすがままとなってしまいます。こうなるとせっかく転職して馴染んだのに、再び別の職場への転職を考えざるを得なくなります。
3.転職前に職場がワンマン経営でないことを確認する方法
転職サイトの求人欄にはワンマン経営であるか否かなどは掲載されていません。それどころか会社の組織形態が掲載されていること自体非常に少ないのが現状です。外から見たところで経営形態など見えるわけもなく、もちろんハローワークには掲載欄すらありません。転職先の経営形態はあくまで内部事情であり、そこで実際に働いている人しかわかりません。しかし、ひとつだけ方法があります。それは、情報力を持っている転職会社を使うことです。転職エージェンシーは内部事情を知っているばかりでなく、有力な転職会社ではコンサルタントを転職先に行かせてヒアリングを行い、その職場の体質を情報として蓄積しています。転職前に、人間関係を含め、客観的な内部事情を知るためには転職エージェントを使うべきでしょう。
まとめ
転職でワンマン経営の職場を選ぶと、就業規約が勝手に変更されるなど、多くのリスクが存在します。一方、こういった内部事情は外部からではなかなかわかるものではなく、転職エージェントに教えてもらうことが唯一の回避方法だという実態を頭に入れておきましょう。また、現在は良くても、ワンマン経営の職場では跡継ぎによって、ガラッと変わってしまう可能性があることも考慮しておくべきです。
<参考>日本薬剤師協会
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