薬剤師がブラック企業の薬局を面接で見抜く口コミで評判の共通した方法
薬剤師の世界でもブラック企業と言われる薬局は非常に多く、月に100時間を超える残業を強いられながらも、残業代も支払われないというブラック企業はいくらでもあります。こういったブラック企業はいったん入ってしまうとなかなか辞められない仕組みが施されており、薬剤師としては転職前の最後の接点とも言える面接で見抜かなければ、過労死させれれる危険性すらあります。これらブラック企業には口コミで評判になっている共通した面接での特徴はあります。ここでは薬剤師がブラック企業の手に落ちないように面接で薬局の本質を見抜く方法を解説します。
1.薬剤師にとってブラック企業の危険なポイント
現在の薬局、特にドラッグストアでは、安くないと売れないためにいかに人件費を削るかという観点でのみ経営されている薬局も少なくなく、こういったブラックな薬局では、毎日、過酷な残業を強いられる上に、その残業代を支払ってはくれません。一方、こういったブラック企業はいったん取り込んだ薬剤師が辞めないようにさまざまな仕組みが施されています。一番危険なのは、うつ病や過労死の軌道に乗ってしまっている薬剤師自身が自分の危険な姿に気づかないことです。よく、ブラック企業での過労死の報道を聞いて、「なんで、そんなになるまでに辞めなかったのか?」と不思議に思うでしょうが、当事者になってしまうと、少しづつ精神状態が緩慢となっていく、つまり過酷な状況に鈍感となってしまい、自分の行く末が見えなくなってしまうという心理的問題が根本にあります。ブラック企業の危ない路線に乗っているにも関わらず、正常な判断ができなくなってしまい、結局は悲劇に行きついてしまうのです。入った先がブラック企業だったら辞めればいいや、程度にしか考えていない薬剤師も多いと思いますが、一度就職してしまうと、そんな冷静な判断ができなくなってしまうのがブラック企業での雇用ノウハウなのです。
2.薬剤師が面接でブラック企業を見分ける方法
これは、口コミでも評判になっているので、聞いたことがあるものもあると思いますが、ブラック企業が共通して面接で見せる反応をまとめておきます。よく内定承諾が早い薬局はブラック企業という口コミも見かけますが、これは転職会社が段取りを整えている場合もあるので、内定が早いこと自体はブラック企業の判断基準にはなりません。
まず最初に、「会社の説明をしようとせず、世間話が多い」という点があります。これは面接でどの薬剤師も緊張しているため、できるだけ重い質問は避け、答えやすい質問だけにして欲しいという気持ちがあるため、話しやすい世間話が多いとつい、気持ちが楽になって優しい会社のように思えてしまうので、一番注意が必要なポイントです。まともな薬局であれば、面接では自社の特徴と求める薬剤師の役割を話しの中心に置き、時間のムダにしかならない世間話などにあまり時間を割かないものです。楽な面接で終わって良かった、ではなく、会社の説明をちゃんとしない会社はブラック企業の可能性が高いという視点で、積極的ℌに会社についての質問をぶつけてみるようにしましょう。それをはぐらかすような答えをするようであれば、ブラック企業の可能性が高いと判断すべきです。
3.薬剤師がブラック企業を面接で見抜くためにすべき質問
ブラック企業には薬剤師から問われると困る質問があります。その代表的なものが離職率です。ブラック企業の場合、当然のことですが、そこで働く薬剤師の離職率は高く、長年働いている薬剤師はほとんどいません。そこで
「だいたい、薬剤師だと何年くらい続けて働いている人が多いのですか」
「薬剤師の離職率はどれくらいですか」
と効いてみましょう。もちろん、こういった質問は非常に聞きにくいものですが、自分が最後の瀬戸際に立っていることを意識して強気で聞くべきです。そもそも、その薬局に金輪際入れないことになったとしても、別の薬局に行けばいいだけなのですから、「面接で合格しなくてはならない」とは考えずに「薬局の体質を見極める」つもりで面接に臨むべきです。薬剤師の求人倍率は高いのですから、面接に来たからと言って、内定をもらわねばならないなどと考える必要はありません。
またブラック企業の面接での特徴として、何人もの面接官が出てくるというものがあります。これは人数をそろえることによって、聞きにくい質問を余計しにくい環境をつくるだけでなく、大勢で対応することで、都合の悪い質問はうやむやにしてしまうことが狙いです。大勢の面接官が面接同士の会話で面接の流れを作ってしまい、聞きたいことを切り出せない雰囲気を作ってしまう常とう手段です。こういった場合、絶対に質問に対する答えは譲らずに
「で、結局、どうなんですか」
と自分の質問から軸足を動かさないことが大切です。
もちろん、何人もの面接官が出て来たからと言って、それだけでブラック企業だと決めつけることはできません。経営企画部門の人、エリア担当者、店舗担当者など薬局の規模によって分業化されているので、バックヤードから現場サイドに至るまで、さまざまな観点で面接する必要があるために、担当部署の異なる面接官が何人も出席することもあります。しかし、あきらかに不必要と思われたり、役割が重複していると思われる人が何人も面接に出席するようなら要注意です。
まとめ
薬剤師の世界でもブラック企業は存在し、一度入ってしまうと体を壊すまでやめられない仕組みにはめられてしまいます。このようなブラック企業を水際で防ぐのが面接です。面接で業務より世間話が多かったり、不必要と思われるほどの面接官が出てきたら要注意です。面接でブラック企業を見分ける方法は、平均的な勤務年数と離職率を質問してみることであり、こういった数字は経営者や面接官であれば知っていて当然の数字なので、答えられないはずがありません。はぐらかされたり、答えを拒まれたときは、ほかにも転職先はいくらでもあると考え直し、決して内定を取らなくてはならないなどと考えずに、他の薬局への転職に頭を切り替えましょう。
尚、ネットの口コミなんて書き放題なので、良い薬局でも悪意を持ってブラック企業だとあちこちに書き込む人は少なくありません。ネットの情報など参考にする価値はありません、。一番確かなのは信頼できる転職会社に登録してコンサルタントと相談することです。本サイトのトップページに社会的に信頼できる薬剤師の転職会社を記載していますので、参考にして頂くと良いと思います。
<参考>日本薬剤師協会
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