マツモトキヨシは、残業や有給休暇と年収においてメリットとデメリットの差が大きい
マツモトキヨシは誰もが知っている日本で最大のドラッグストアと言えるでしょう。日本全国どこにも店舗があり、その地域での生活動線をよく考えた店舗立地をしているため、ほとんどマツモトキヨシの店舗にはいつも利用客で溢れています。マツモトキヨシの最大の売りはとにかく安さにあります。品揃えも豊富ですが、圧倒的な安さで顧客を呼んでおり、特に資生堂などの国内有名メーカーの化粧品の安さはこれで利益が確保できているのかと思えてしまうほどです。薬剤師の立場から見ると、繁盛している分、残業が多く、安い分、年収も低いのではないかという懸念が湧きますが、ここでは、マツモトキヨシに転職した薬剤師の口コミでの評判から、薬剤師にとってのメリットとデメリットを解説します。
1.マツモトキヨシでは残業はほとんどない
マツモトキヨシ場合、規模が非常に大きいので、エリア管理となっているため、薬剤師の口コミでの評判は一律ではないものの、ほとんどの店舗に置いて、残業は無いようです。これは、残業=残業費となってしまうため、残業は固定費アップにしかならないとのマツモトキヨシの考えがあるためのようです。残業が無いことによって、薬剤師にとっても生活のリズムが取りやすく、特に子育て中の薬剤師にとっては働きやすいと口コミで良い評判になっています。ただし、これは人件費を抑えるという徹底した合理主義の考えから来ているため、決して薬剤師が働きやすい環境を念頭に置いたものではないことを意識しておいた方が良いでしょう。
2.マツモトキヨシでは有給休暇はほとんど取れない
マツモトキヨシで働く薬剤師の口コミで悪い評判になっているのは有給休暇が取れないことです。これは正規で働く薬剤師だけでなく、パートやアルバイトについても同じで基本的に決められた出勤日は休むことが認められず、制度上、有給休暇はあるものの、実際の消化率は限りなくゼロに近いのが現実です。仕事帰りの通勤客を狙っていることから夜遅くまで開いている店舗が多い上に、年中無給であることから、ギチギチにシフトが組まれており、シフトに穴をあけると他の人に負担がかかる構造になっているため、自ずと有給休暇が取れない仕組みになっています。有給休暇が設定されていることで労働基準法違反にはなりませんし、店舗が強要して休ませないというわけではないので、法的にはなんら問題がないものの、実質的に有給休暇はあって無いに等しい点は口コミでかなり悪い評判になっています。
3.マツモトキヨシでの薬剤師の年収は600万円
マツモトキヨシの薬剤師に対する年収は割と高い方で、20代後半でも600万円くらいになります。これは他の薬剤師と比較して、決して悪くない年収であり、この年収があるからこそ、有給休暇が使えない面は合っても、納得して働いている薬剤師が多いようです。口コミでの評判では、女性が独立して生活できるだけの年収がもらえると給与面では満足している様子がうかがえます。ただし、これはあくまで薬剤師に対してであり、いわゆるフロアスタッフは薬剤師の半分の給与しかなく、薬剤師の口コミと、フロアスタッフの口コミでは全く評判が異なっているという特徴があります。
4.マツモトキヨシの動労環境は全国一律ではない
上記のようにマツモトキヨシでは、薬剤師にとって年収は悪く無い方であり、残業もほとんどない反面、有給休暇は全く取れないというメリットとデメリットが、大半の口コミで占める評判ですが、中には残業が多い上に残業代を払ってくれないという口コミもあります。これはマツモトキヨシがエリア制での管理をしているため、成績の悪いエリアではエリア担当者が薬剤師に負担を掛けても成績を上げようとするためのようです。もちろん、成績の悪い店舗は簡単につぶされてしまいます。マツモトキヨシに転職する上では、店舗によって薬剤師の扱いが異なる部分も意識した方が良いでしょう。
まとめ
マツモトキヨシの口コミでの評判を見る限り、残業はほとんど無く、年収も悪くないという良い評判も多い反面、有給休暇が取れないという悪い口コミも目立ちます。マツモトキヨシに転職する上では、何を取って、何を切り捨てるか自分で割り切っておいた方が良いでしょう。また、一部の店舗では薬剤師にサービス残業をさせているケースもあるので、勤務を希望する店舗の実情は確認しておくべきでしょう。
<参考>日本薬剤師協会
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