薬剤師向けサイト:日経DIキャリアの運営会社は? 評判や特徴を知りたい!
企業概要
- 運営サイト:日経DIキャリア
https://dic.nikkeihr.co.jp/ - 運営会社:株式会社日経HR
- 設立年:1979年3月1日
- 代表取締役:篠原昇司
- 所在地:〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-6-3 神田三菱ビル
- 本社所在地:東京都千代田区
- 資本金:7,000万円
日経DIキャリアの特徴
- 日経新聞グループ傘下の運営会社
- 大型の求人ポータルサイト
日経DIキャリアの運営会社は、日本経済新聞社グループ企業である日経HR社です。日経HR社は日本経済新聞社グループで各種の求人サイト運営事業を行っています。運営構造は複雑になっており、日経BP社が日経HR社に日経DIキャリアの運営を委託しているのです。
日経BP社はメディア事業をメインとしており、日経ビジネスや日経WOMANなど有名な雑誌の他に、医学・医療情報誌である「日経メディカル」や薬局・薬剤師のためのスキルアップ&マネジメント情報誌である「日経ドラッグインフォメーション(日経DI)」を発刊しています。
日経メディカルのWeb版として、「日経メディカルOnline」という医師・医療従事者向けの総合医療情報ポータルサイトがあります。そのサブサイトとして、日経ドラッグインフォメーション編集部が運営する「DI Online」を2008年10月8日にスタートさせました。
日経BP社が運営するDI Onlineは総合的な薬剤師向け情報サイトですが、そのコンテンツのひとつという位置付けで、日経DIキャリアは日経HR社によって委託運営されています。そのため、個人情報保護方針の規約や著作権の帰属先は、日経BP社の管理下なのですが、お問い合わせの返信は日経HR社からと、運営実務と運営元で別会社となるのです。
また、日経DIキャリアでログインの際に必要となるIDは、日経メディカルでも使える共通IDとなっています。日経DIキャリアは、薬剤師向け転職支援会社である30社と提携し、各社の保有する求人を掲載する大型の求人ポータルサイトとなっています。気になる求人があった場合は、その求人を保有する転職支援会社に連絡し、その会社のエージェントがさらなる求人の提案や面接の調整を行います。
サイトの構成は、トップページ上部のボタンから、薬剤師求人トップ、サイト利用のコツ、転職成功サプリ、コンサルタント、採用トレンド、検討中リストと並んでいます。
「コンサルタント」は、提携している各転職支援会社に所属するエージェントの紹介を兼ねたメッセージが、投稿順に一覧化されたリストです。「採用トレンド」は、日本地図から各都道府県の給与水準や採用傾向、そのエリアの求人を紹介するページです。「転職成功サプリ」は、働く上で基本となる雇用形態の違いや労働法規の説明を主としたコンテンツで、初めて転職をする方にも分かりやすい内容です。
トップページには、新着求人と、簡易的な求人検索が並んでいます。詳細な検索は、さらにその下部にある各種条件選んで調べることができます。右側に表示されるバナー・案内では、「おまかせ問い合わせ」等、各サービスをピックアップしています。
日経DIキャリアの良いところ
- 30社と提携して新鮮な求人が豊富
- 検索の切り口が豊富
日経DIキャリアの最大の特徴は、提携する他社の求人を掲載するポータルサイトである点です。30社と提携しており、豊富な求人を横断して見ることができます。
掲載されているだけでも、総求人件数は63,405件もあり、その内新着求人は32,564件です。(2018年4月時点)
1つの転職支援会社のみを利用すると、その会社のエージェント動向により更新が滞るリスクがあります。しかし、30社もの転職支援会社と提携していれば、常に新鮮な求人が豊富で、情報収集も新鮮な求人からリサーチすることができるのです。
さらに、日経DIキャリアであれば、その豊富な求人から希望の求人を探し出せるよう多様な切り口で検索することができます。
簡易検索でも、勤務地・施設区分・雇用形態から複合的に選択して選択できますが、詳細な検索では、通勤時間や年収、路線・駅、フリーワード、こだわり条件と、切り口が豊富です。
他の多くの求人サイトでは、そのサイトのアピールやおすすめコンテンツがトップページのスペースを占めている中、日経DIキャリアは利用者が希望の求人にたどり着けるようにする運営努力が伺えます。
検索機能だけでなく、トップページ上部のボタンからアクセスできる「採用トレンド」では都道府県別に、施設別の年収および、そのエリアを得意とする転職支援会社の紹介を載せています。
iPhone・Android向けアプリもあり、PCと検討中リストを連動して、外出先でも効率的に求人を探すことができるのです。
また、運営会社の日経HR社は、他にもいくつも求人サイトを運営しており、日経DIキャリアも、求人サイトとしての基本的な機能はしっかりと備わっています。
- スカウトサービス
- 登録条件の求人掲載お知らせメール
- マイページ機能
- 最大3社まで一括登録できる「おまかせ問い合わせ」 等
日経DIキャリアは、豊富で新鮮な求人だけではなく、その求人から効率的に希望の求人を見つけるにあたって非常に利用しやすいメリットがあります。
日経DIキャリアの欠点
- 求人の掲載はプラットフォーム機能のみ
- 提携会社同士の比較が難しい
日経DIキャリアは、求人ポータルサイトと称しているとおり、あくまで提携会社の求人を掲載するプラットフォームであることに注意しなければなりません。
その姿勢はQAでもはっきりしており、連絡しても転職支援会社からの返信がない場合は、
「問い合わせ後の進捗、やりとりについては各薬剤師転職支援会社に帰する部分です」と明記しており、薬剤師と転職支援会社の間の調整はサポート外なのです。
各転職支援会社の連絡先についても、各社に問い合わせるよう促しています。
そのため、転職支援会社を利用するにあたって発生したトラブルは、日経DIキャリアを通じて知った求人でも、責任の範囲外とされる可能性が高くなっています。
日経DIキャリアは、「日経」のネームバリューが高いのですが、そこだけを見て安心するのではなく、各転職支援会社を自分で見極める必要があるのです。
そのように、薬剤師自身で転職支援会社を見て調べる必要があるものの、日経DIキャリアのもう1つのデメリットは、各社を比較することが難しい点にあります。
日経DIキャリアは、それぞれの会社に等しい対応をしているため、独自の判断で評価をつけることができないのです。
提携各社はトップページ下部に一覧でロゴが載っていますが、そこをクリックしても、現在掲載している求人数、会社概要のみであり、エージェントに関する情報はありません。
エージェントに関する情報は、トップページに新着メッセージ一覧やアクセスランキング、コンサルタントメッセージ一覧で投稿順に一覧で掲載されています。いずれもそのときどきのエージェント個人に焦点が合ったコンテンツなので、会社として何が得意かは分かりにくくなっています。
求人の紹介や連絡が各キャリア支援会社の責任範囲になっているものの、比較することもできず、うっかり自分に合わない会社にいくつも登録してしまう可能性があります。
色々な会社とのやり取りに時間が取れない方は、登録の際は慎重になることをおすすめします。
まとめ:日経DIキャリアのおすすめ度
・おすすめ度(5段階評価)・・・「4」★★★★☆
日経DIキャリアは、大手である日本経済新聞社のグループ傘下である日経HR社が運営しています。日経BP社から運営を委託されており、他にもいくつもの求人サイトを手がける日経HR社のノウハウを生かした求人ポータルサイトです。
30社の転職支援会社と提携しているため、求人数が非常に豊富ですが、その中で自分の希望に合った求人を見つけるための検索に重きを置いています。
特に検索の切り口が豊富で、アプリも使って場所を問わず、スマホでも求人の検索や情報収集を進められます。
そのため、自分のペースで求人を見つけて転職活動を進めたいと考える方には、とても利用しやすくなっています。
しかし、求人ポータルサイトとしてプラットフォームの役割に徹底しているため、転職支援会社と連絡が取れないなどのトラブルはサポートしてくれない可能性が高いのです。
その上、サイト上ですぐ各社比較することが難しいので、自分に合わない転職支援会社に登録してしまうリスクもあります。掲載されている求人数が豊富なだけに、目についた求人を保有する会社に片っ端から登録してしまうと、各社との連絡が煩雑になりがちです。
日経DIキャリアには、3社まで一括登録できるサービスがありますが、無駄に登録して転職活動がわずらわしくなってしまわないよう、注意を持って利用することをおすすめします。
<参考>日本薬剤師協会
尾身さんを応援しています。
尾身茂:https://www.instagram.com/omi.shigeru/?hl=ja
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