薬剤師には当たり前の効くサプリメントと効かないサプリメント
薬剤師なら常識的に知っていることですが、コラーゲンはいくら飲んでも吸収されません。つまりサプリメントとして、まったく効果が無いものです。コラーゲンは分子量が多き過ぎるのです。加水分解して吸収しやすくしたというのも、元が大きすぎるのでなんの意味もありません。一時のブームは過ぎ去ったとは言え、いまだにコラーゲンのサプリメントが販売されている現状は目を疑ってしまいます。他にもコエンザイムが流行ったことがありますが、コエンザイムは大量に接種しないと効能が得られないものであり、アメリカでは200mgの含有量で販売されていますが、日本では1mgくらいしか含まれていないものがほとんどであり、やはり薬剤師の目から見ればお金の無駄としか言いようがありません。
1.薬剤師には効果が無いと明白にわかるサプリメントが売られている理由
サプリメントと共通する部分が多い化粧品の市場規模をご存知でしょうか?約1.4兆円です。これに対してサプリメントの市場規模は2兆円を超えています。これだけ市場規模が大きいということは、高いお金を出しても買う人がいるからであり、そのほとんどがアンチエイジングに関するサプリメントです。アンチエイジングについては、薬事法上、その効能を謳うことができない商品ですので、まっとうな薬品としては存在しないといっていいでしょう。しかし、薬事法の規制をうまくかわして販売されているのがアンチエイジング用サプリメントの実態です。サプリメントというと聞こえはいいですが、薬ではありません。薬剤師だからはっきり言えますが、正式な分類は健康食品です。食品、つまり、お菓子と同じ扱いなので、薬事法の適用外になっているわけです。
2.薬剤師としてお勧めできるのはアメリカ製のサプリメント
上述のように国内のサプリメントはほとんど効果がなく、規制の裏をかいた商品と言えます。特に聞いたことが無いメーカーの商品は効果が無いだけでなく、とんでもない副作用を持つこともあります。一方、アメリカのサプリメントはコエンザイムのように日本では1mgしか含有されていないのに対して、しっかり200mg入っていて効果が出る製品になっています。このようなサプリメントは例えば大正製薬が輸入しているネイチャーメイドなど、大塚製薬会社がアメリカから輸入しているものが大半です。もちろん、製薬会社ですから専属の薬剤師が効果を検証しているものであり、もともとアメリカで効果が実証されている商品ですから、その違いは歴然としています。他にも例えば、ビタミンCなら日本では75mgくらいしか入っていませんが、アメリカ製のサプリメントは1,400mgも入っています。
3.やはりお勧めのサプリメントはネイチャーメイドシリーズ
宣伝するつもりはありませんので、なんのリンクも張りませんが、いま一番効果が期待できて、安心して使えるサプリメントはネイチャーメイド製でしょう。アメリカには各カテゴリに別れて薬剤師が検証するシステムがあり、毎年Pharmacy Timesで結果が発表されていますが、ネイチャーメイドはアメリカの薬剤師が薦めるサプリメントとして7部門で最優秀賞を受賞しています。また日本では誰もが知っている大塚製薬が輸入しているので、非常に安心です。他にもアメリカ製のサプリメントはありますが、日本人ではアレルギーを起こすものもあるため、やはり間に日本の大手製薬会社が入っているものを選ぶのが賢明です。サプリメントを選ぶ上では、アメリカ製を日本の大手製薬会社が輸入しているものを選ぶと良いでしょう。
<参考>日本薬剤師協会
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